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Webディレクターでいこう

フリーランスWebディレクターのアレコレを書いていきます

運用設計を要件定義に盛り込んでムダのないサイト設計をしよう

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 こんにちは。川上サラ(@sala709)です。先日、皮膚科の先生より「皮膚オタクで腕が非常によい先生ですよ♪」と、あるクリニックをご紹介いただきました。そして、期待に胸をふくらませてサイトから予約を入れたのですが、よく見るとサイトの『時が止まっている』箇所が散見されました。つまり、『コンテンツは準備したけど更新がされていない』という箇所です。

 

更新されていない箇所(2017年5月現在)

 

  • クリニックのお知らせ「2011年7月『サイトリニューアルしました』のみ。
  • もう1件は「テストテスト」。2011年からこのままらしい。
  •  掲示板→リンク切れ
  • ブログ→半年に1度程度の更新、2013年を最後に更新なし
  • Facebook→投稿ゼロ

 

皆さまも「更新されていないコンテンツがあるサイト」に遭遇したことありませんか?

 なぜこのようなことが起こるのでしょう?

 

私の経験では、このような現象はWebプロデューサー、ディレクターがクライアント側の運用を考慮せず、自分たちが「良かれ」と思ったコンテンツをクライアント側の理解を得ぬまま盛り込んだ場合に発生するケースがほとんどです。

 

確かに「お知らせ」「SNS」「掲示板(今は古いですね)」は適切に運用がされていれば、ユーザーにとってもメリットがあるため、クリニックにとっても広告効果が発生したと推測されます。しかし、適切に運用されなかった結果、せっかく制作したのに使用されず、クライアントからは忘れ去られ、ユーザーによくない印象を与える結果となってしまいました。

 

では、運用設計とは何でしょうか?

 

運用設計とは?

qiita.com

運用設計は、サイトの新規リリース・リニューアルなどのリリース後の運用がどのように行われるのか?という設計です。せっかく高い費用をかけてサイトを制作しても、それが適切に運用されなければ効果は出ません。web制作者ならやっぱり成果の出るサイトにしたいものです。それには運用設計が非常に重要なのです。

 

運用設計で考慮したい点

では、Web制作者としてどのようなことを運用設計に盛り込むのが良いでしょうか。私の場合は最低限、以下の内容をクライアントに確認しています。

 

  • 誰が更新するか?(クライアント担当者?Web制作者?)
  • 日常的に更新するものは?(『お知らせ』、SNSなど)
  • 更新頻度は?(週1回、月1回、ほぼ更新しない)
  • 開発保守費、更新費の予算は?
  • リニューアルなら、現在、管理している制作会社と開発会社は?

 

なお、上記は運用設計のみです。サイトコンセプトなど、初期に確認しておくべき要素は他にも多数存在しますが、今回は運用設計のみの話なので、これだけに絞っています(もちろん案件によって確認事項も変わります)。

 

いくら『一般的には良い』施策であっても、クライアント側で適切に運用ができない場合は要件から外すのが最終的にはクライアントのためなのです。

 

運用コスト(ランニングコスト)は抑える設計にしましょう

新規やリニューアルでの要件定義、概要設計が甘い案件の場合、終盤に差し掛かると、後から考慮漏れが多数発生して、苦し紛れに「それは運用でカバーしましょう。」と逃げるディレクターやSEがいます。気持ちは分かります。

 

しかし、「運用でカバー」は運用コスト(ランニングコスト)がかかるケースが多いですね。しかし、運用コストを抑えるべく、最初の段階でキチンと設計しておいた方が長い目でみると全体のコストが抑えることができます。

 

そうするためには、要件定義と概要設計を詰めておくことです。要件定義を詰めるときに、運用設計の要件が必要になってくるんですね。要件定義と概要設計はディレクターとSEの腕の見せ所です。

 

『要件漏れは発生するもの』と開き直る人もいますが、経験を積むほど後工程の要件漏れはなくなるものです。

 

企業でSNS運用を行うには

よく、経験が浅いプロデューサーやマーケターは、何も考えずに「Facebookページ作ろう」「Twitterやろう」「インスタのアカウント作ろう」という提案をしがちです。

しかし、SNSを運用するなら最低限、以下の内容は決めておきましょう。

SNS運用で決めておきたいこと

 

  • 誰が、誰に
  • どういう目的で
  • どういうテンションで(トンマナも)
  • どういう内容を
  • どれくらいの更新頻度で
  • 品質管理の基準は?
  • 文章のトンマナ

 

上記のことが決まらない限りはサイトに導線はつけない方が良いでしょう。企業アカウントはサイト同様に企業の顔となります。それが適切に運用されていないとなれば、社会的評判もそのようにみられてしまいます。

 

まとめ

いかがでしたか?この記事で『運用設計』という言葉をはじめて聞いた人もいるかもしれません。しかし、サイトはリリースされてからが勝負です。リリース後の運用が決めていないがために運用コストが高額になったり、人的ミスを誘発するような複雑なフローになってしまったり、というようなことがないように、しっかり要件定義に盛り込んでいきましょう。