Webディレクターでいこう

フリーランスWebディレクターのアレコレを書いていきます

クラウドサービスでwebライターの仕事を受注しました

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こんにちは。川上サラ(@sala709)です。今回は、クラウドサービスを利用してWebライターのお仕事を受注したことを書いてみたいと思います。

 

クラウドサービスの単価が破格に安い理由

今ではすっかり定着したクラウドサービス。私も早速、登録して数ヶ月チェックしてみました。

しかし、本業のWebディレクターは相場よりはるかに安価な案件しかありません。

 この価格で受注する人、いるのかな?

 

そこで調べてみると、次のようなことがわかりました。

クラウドサービスはまったくの初心者であっても、仕事の応募ができるので、実績を作りたい人には良いサービスです。(ネット調べ)

 

なるほど。しかし、まったくの初心者さんに仕事を委託すると、クライアント側の工数が嵩んで大変なことになるのでは...。でも、需要と供給が成立しているみたいだから、いいのかな。

せっかく登録したので、私はWebライターのお仕事を受注してみました。

 

Webライターのお仕事は、希望者が多いので単価も安い

Webライターさんのお仕事は、Webディレクター以上に単価が極めて安いです。文字単価1円以下の案件の方が多いのではないでしょうか。それについても調べてみました。

 

Webライターは参入障壁がとても低いため希望者が多く、それだけプロの域に達していない人も多い。そのため、発注側はリスク回避のために価格を非常に安くして募集をかけて、良いライターさんを見つけたら、単価を徐々に上げていき、定着してもらえるようにする。(ネット調べ)

 

中には安価もまま据え置きで発注する会社もある。その場合は、自分の対価に見合っていないと判断したら断りましょう。(ネット調べ)

 

 私も早速、いくつか記事やコラムを書かせていただきました。

ライティングは調査に時間がかかるものもあり、なかなか時間のかかるものもありますが、楽しく仕事をさせていただけました。

 

クラウドサービスから外れて直請けさせようとする会社には要注意

しかし、中にはクラウドサービスを出会いの場として使用して、実務は直発注をしようと仕向ける会社もあります。私の場合は、当然のように以下のような指示を送ってきた会社もありました。

 

「受発注と原稿の納品は直接チャットで行います。クラウドサービスは決済用に使うだけで、弊社の担当者が管理をして月額に纏めて処理します。」

 

これは危険信号です。 

 

もし、サイトから外れて原稿を納品し、そのまま連絡が取れなくなるなどのトラブルが発生すれば、自分で打診するなり、少額訴訟するなりしなければなりません。

しかし、破格に安いこの単価の仕事では、そこまでしたら大赤字です。つまり、泣き寝入りした方が被害は拡大しない、と。

 

実際に、クラウドサービスで知り合って、直請けしたところ、入金がされず、連絡も取れずで困ってしまうというトラブルがあるそうです。

 

  他にも、契約段階で単価を決定していたにも関わらず、仮払処理で「1円」として、

検収後に正規の価格に修正します。」

と言い出すクライアントもいました。もちろんNGです。

 

すかさず、

「これでは、対外的には、私が1円で受注を承諾したことになってしまいます。価格は決まっているはずですので、トラブル回避のためにも、正規の価格を設定ください。」

 

と返信しました。すると、再設定をしてくれましたが、このように、マイルールを押し付けてくるクライアントは、他にも、一歩間違えば、こちらが多大な不利益を被る可能性がある発言があったので、もうお付き合いは止めることにしました。

 

儲けを度外視して、何かを新しく初めるにはいいかもしれないが...

クラウドサービスでの受注は、お会いしたことはないけど、人柄が良く、仕事も有能だと感じる素敵なご担当者さんとも関わることができ、短いですが良い経験をさせていただけました。

 

しかし、クラウドサービスは最低賃金が適用されない世界のため、極めて安価な発注が多いです。信用度を上げて、単価をあげてもらうことを期待しているならば、私の場合は、別の方法を模索した方が効率的に思いました。

 

しかし、儲けを度外視して新しい何かをはじめる、外に働きに出れない人には、新しい形の1つの方法なのかもしれませんね。

運用設計を要件定義に盛り込んでムダのないサイト設計をしよう

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 こんにちは。川上サラ(@sala709)です。先日、皮膚科の先生より「皮膚オタクで腕が非常によい先生ですよ♪」と、あるクリニックをご紹介いただきました。そして、期待に胸をふくらませてサイトから予約を入れたのですが、よく見るとコンテンツは準備したけど更新がされていない箇所が散見されました。

 

更新されていない箇所(2017年5月現在)

 

  • クリニックのお知らせ「2011年7月『サイトリニューアルしました』のみ。
  • もう1件は「テストテスト」。2011年からこのままらしい。
  •  掲示板→リンク切れ
  • ブログ→半年に1度程度の更新、2013年を最後に更新なし
  • Facebook→投稿ゼロ

 

皆さまも「更新されていないコンテンツがあるサイト」に遭遇したことありませんか?

 なぜこのようなことが起こるのでしょう?

 

私の経験では、このような現象はWebプロデューサー、ディレクターがクライアントの運用を考慮せず、自分たちが「良かれ」と思ったコンテンツをクライアントの理解を得ぬまま盛り込んだ場合に発生するケースが多いです。

 

確かに「お知らせ」「SNS」「掲示板(今は古いですね)」は適切に運用がされていれば、ユーザーにとってもメリットがあるため、クリニックにとっても広告効果が発生したと推測されます。しかし、適切に運用されなかった結果、せっかく制作したのに無駄になり、それどころかユーザーによくない印象を与える結果となってしまいました。

 

では、運用設計とは何でしょうか?

 

運用設計とは?

qiita.com

運用設計は、サイトの新規リリース・リニューアルなどのリリース後の運用がどのように行われるのか?という設計です。せっかく高い費用をかけてサイトを制作しても、それが適切に運用されなければ効果は出ません。web制作者ならやっぱり成果の出るサイトにしたいものです。それには運用設計が非常に重要なのです。

 

運用設計で考慮したい点

では、Web制作者としてどのようなことを運用設計に盛り込むのが良いでしょうか。私の場合は最低限、以下の内容をクライアントに確認しています。

 

  • 誰が更新するか?(クライアント担当者?Web制作者?)
  • 日常的に更新するものは?(『お知らせ』、SNSなど)
  • 更新頻度は?(週1回、月1回、ほぼ更新しない)
  • 開発保守費、更新費の予算は?
  • リニューアルなら、現在、管理している制作会社と開発会社は?

 

なお、上記は運用設計のみです。サイトコンセプトなど、初期に確認しておくべき要素は他にも多数存在しますが、今回は運用設計のみの話なので、これだけに絞っています(もちろん案件によって確認事項も変わります)。

 

いくら『一般的には良い』施策であっても、クライアント側で適切に運用ができない場合は要件から外すのが最終的にはクライアントのためなのです。

 

運用コスト(ランニングコスト)は抑える設計にしましょう

新規やリニューアルでの要件定義、概要設計が甘い案件の場合、終盤に差し掛かると、後から考慮漏れが多数発生して、苦し紛れに「それは運用でカバーしましょう。」としてしまうSEやディレクターがおります。気持ちは分かりますよ。しかし、「運用でカバー」は運用コスト(ランニングコスト)がかかるケースが多いですね。

 

しかし、最初の段階でキチンと設計しておいた方が、長い目でみると全体のコストが抑えることができます。

そのためには、要件定義と概要設計を詰めることが重要です。ここで、運用設計の要件が必要になってくるんですね。要件定義と概要設計はディレクターとSEの腕の見せ所です。

 

「要件漏れは発生するし、リリース前はバタバタするのは当たり前」と開き直る人もいますが、経験を積むほど後工程の要件漏れはなくなるものです。

 

企業でSNS運用を行うには

無料で作成できるということもあり、何も考えぬままつい「Facebookページ作ろう」「Twitterやろう」「インスタのアカウント作ろう」と提案をしてしまう人がいます。

しかし、SNSを運用するなら最低限、以下の内容は決めておきましょう。

SNS運用で決めておきたいこと

 

  • 誰が、誰に
  • どういう目的で
  • どういうテンションで(トンマナも)
  • どういう内容を
  • どれくらいの更新頻度で
  • 品質管理の基準は?
  • 文章のトンマナ

 

上記のことが決まらない限り、SNSは手を出さない方が得策です。企業アカウントはサイト同様に企業の顔となります。それが適切に運用されていないとなれば、社会的評判も悪い印象を与えてしまいます。

 

サイトはリリースされてからが勝負。運用しにくい設計はコストがかさむ

いかがでしたか?この記事で『運用設計』という言葉をはじめて聞いた人もいるかもしれません。しかし、サイトはリリースされてからが勝負です。リリース後の運用が決めていないがために運用コストが高額になったり、人的ミスを誘発するような複雑なフローになってしまったり、というようなことがないように、しっかり要件定義に盛り込んでいきましょう。

コミュニケーションコストとは?すぐに返事をしてコミュニケーションコストを削減しよう

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こんにちは。川上サラ(@sala709)です。仕事をしていると、すぐに返事が来る人とそうでない人では、仕事がスムーズに進むかどうかにも差が出るなー、と考えたことありませんか?

 

私はあります!

 

いつも、すぐに連絡をくれない人に、返事をすぐに出すようにお願いしても、なかなか改善してくれず、あげくに『返信の催促くらい、5分もかからないんだからやってよ』と逆ギレされることもあります。

 

仕方がないので、返信の催促をしていると

また○○さんから催促が来ちゃってさー(こわーい)

と勝手に怖い人扱いされたりなんかして。

 

いや、こっちも工数を使って催促しているんだけど!

今回はそんなモヤモヤを書いていきたいと思います。

 目次

仕事がデキる人は返信が早い

人心掌握術の鉄人、元内閣総理大臣である田中角栄氏はこのように述べています。

ビジネスの自己啓発の本やコラムには、「仕事がデキる人は返事が早い」といわれています。自分がコミュニケーションパスを止めることは、全体の業務を止めてしまう、ということなのです。

 

有能な人はそれを知っていますから、すぐに返事を出す習慣がついているんですね。

president.jp

 

コミュニケーションコストとは?

コミュニケーションコストとは、文字通り相手とのコミュニケーションにかかるコストを言います。「1を聞いて10を知る」は、コミュニケーションコストが低い状態です。

同じことを伝えるにも、一言で伝わる人もいれば、アレコレ説明しないと伝わらない人もいるでしょう。そのコストをコミュニケーションコストといいます。

 

事例)Bさんの場合

A「Bさん、○○ページの更新をお願いします。指示書は送りました。不明点ありましたら遠慮なく質問してください。」

B「指示書の内容を確認しました。問題ないので着手します。」

(数日後)

B「完了したので送ります。」

A「ありがとうございました。」

 

事例)Cさんの場合

A「Cさん、○○ページの更新をお願いします。指示書は送りました。不明点ありましたら遠慮なく質問してください。」

C(返事なし)

A「指示書は見ていただけましたか?」

C「あ、はい。見ましたけど...。分かりました。」

A「質問ありましたら都度お声かけください。」

(数日後)

A「Cさん、できましたか?」

C「やってみたのですが、実は分からないことがあったので、できていません。」

A「不明点あったら、その都度質問してくださいとお願いしていたと思いますが...。どこが分からないのですか?」

C「この部分をどうしたらよいか分からなくて...」

A「その内容は社内のスタートアップ用資料に記載ありましたよ。それに、分からないことがあったら私やBさんに質問してもよかったですね。今後はそのように対応してください。」

C「わかりました。」

A「いつ頃できそうですか?」

C「やってみないとわかりません。」

A「では、今日の夕方にまた進捗の確認します。その時の状況を報告してください。」

 

上記の2例では、Bさんはコミュニケーションコストが低、Cさんが高の状態です。

 

「たった5分」ではない。返信しないだけで、全体の生産性を大きく下げている

返信を促す連絡をするのも工数がかかります。

タスク管理ができていない人ほど、こういった連絡を軽視して「それくらいやってよ」と平気で言ってきます。

 

しかし、返信を促す側からすると、「あの件、ご確認いただけましたか?」と連絡をする前に、実はさまざまな確認作業をしています。

 

まず、メールの返信がきていないか、見落としていないか。

関係者が伝言を預かってないか、病欠等で休んでいないか。

何か理由があって返事がないのか...など。

 

様々なことを想定しながら確認作業を行い、「返信がない」と判断してやっと、問い合わせの連絡をします。そして、そこからさらに返事を受領して内容を確認して、また返信する...という流れです。5分程度では収まりません。

 

このような作業が1日に何件もあったらどうでしょう。

1日5件リマインド連絡を送り、それが毎日だったら?

1回の連絡を10分として、これが一ヶ月続くとこうです。

 

10(分)x5(件)x20(日/1ヶ月の営業日)=1000分(約17時間)

 

返信しない人からすれば、他人から「たった5分」を奪ったつもりでも、塵も積もれば山となり、1ヶ月にすると17時間も奪っています。これだけの時間があったら、他の有効なことに使いたいものです。

 

このように、コミュニケーションコストを安易に考えている人ほど、周囲にコストをかけ続け、全体の生産性を下げています。

仕事がデキる人は返信しないことのリスクを知っていますから、悪い返事ほどすぐに返事をする習慣がついているのです。

 

しかし、返信の内容に時間がかかるものや返事がしにくいものは、いったいどうすれば良いのでしょうか?仕事のデキる人はこのように返信しています。

 

コミュニケーションコストを下げる返信術

1:連絡を受領したことを回答する

内容によっては、回答に時間がかかるものもあります。その場合は、理由も添えて「○日までに回答します」と返信します。そして、その時間はもちろん守られます。

 

2:言いにくいことは、電話や対面で伝えてからメールする

言いにくいことほど、角の立たない言い回しはないものか、と色々と考えてしまいます。しかし、メールでは表情やニュアンスは伝わりにくいものです。

 

そういう時は、まず対面や電話でお伝えする、とするのもひとつのテクニックです。申し訳ない表情と声でお伝えすることで、悪気がないことが伝わります。その後で、フォローのメールを送れば、誤解なく円滑に進みやすいでしょう。

 

3:言い回しのパターンを準備しておく

有能な上司や先輩の言い回しでよいものがあれば、自分の中にストックしておきましょう。また、ビジネスメールの書き方の指南本を参考にするのもいいですね。

 

デキる人は返事が早い。これは時代は関係なく不変のルールではないでしょうか。

 

できる大人のモノの言い方大全

できる大人のモノの言い方大全

 

ディレクターなら読んでおきたいオススメの本

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こんにちは。川上サラ(@sala709)です。

ディレクターに求められる知見の範囲は広く、会社によっても請け負う作業内容が異なりますが、今日は、実践的でバランス良く、すべての工程を網羅されているディレクター指南本をご紹介します。 

 

 

 Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント

発行年:2017年

一部、抜粋です。

属人化の回避とマニュアル作成

  • マニュアル化してブラックボックスを避ける~運用プロセスが属人化することの弊害
  • 業務を具体的な手順化する
  • 更新マニュアルを作る

(参照元:Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント)

 

現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識 知らないと困るWebデザインの新ルール2

現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識 知らないと困るWebデザインの新ルール2

現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識 知らないと困るWebデザインの新ルール2

 

 発行年:2014年

一部、抜粋です。

 クライアントとの契約のあり方を見直す

(参照元: 現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識 知らないと困るWebデザインの新ルール2)

 

この2冊はすべての工程をバランス良く、初心者にも分かりやすく解説されています。基本的なことから、業務をうまく回すための実務的なコツまで丁寧に書かれていました。

 

ディレクターは制作だけ行う仕事ではありません。属人化の問題や、クライアントとの契約(=請求書と責任分界点に関わる)など、全体を俯瞰して考えなければならない部分が多々あります。それは直接お金にならないようではあるものの、全体の成果物の品質に関わったり、マネジメントに大きく影響を及ぼす部分です。

 

これらの明文化はなかなか難しいものですが、この2冊の著書では、そういった陥りやすい罠の回避方法を提示してあります。 

 

これだけ充実した内容が1冊2400円程度ですから非常にお買い得です。わざわざワークショップやサロン系セミナーに通わずとも、数時間で得られるものがとても大きいのは間違いありません。

 Webディレクター経験の長い人も共感する内容が多く盛り込まれているためお勧めしたい書籍です。

 

 プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

 

 大手企業サイトなら関係者(ステークホルダー)も多いですよね。PMBOK(Project Management Body of Knowledge)とは、IT開発やWebに限らず、プロジェクトを推進するにあたり、円滑に進行するためのナレッジの集大成です。

この基本を知っておけば、多くの関係者(ステークホルダー)との調整もしやすいですし、トラブルが発生した際も対応がしやすいのではと考えています。

PMBOKに関する書籍は数多く出版されていますが、私はこれが一番ハードルが低くて読みやすいと思いました。

 

大手企業の新規事業プロジェクトになるとSIerさんとも足並みをそろえて業務を進めることがあります。そんなとき、PIMBOKの知見は大いに役立つものであるといえるでしょう。

まとめ

ディレクターという職種は多くの人と関わる職種です。立場によって利害関係が異なりますから当然、主張も異なりますし、予算とスケジュール、担当者のスキルによっても状況が変わりますから、折り合いが難しい場合もよくあります。

 

そうなると、感情的に物を言う人が出て来ることもあり頭を悩ませてしまいますが、そんなときは、「何を正としたら良いか?」という指標が役に立ちます。

 

 意見の相違が発生した場合、あらかじめ「なぜそれが必要なのか?」を論理的に理解して根拠を示すことが、制作仲間や自分の身を守ることになります。

 

今日ご紹介した本はそういう意味でもお役に立つ本だと思いますので、自分のディレクションに不安がある人はぜひ読んでみてくださいね。

Adobe Typeより源ノ明朝がリリース。フリーの明朝体フォントと比較してみました

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Adobe Typeより源ノ明朝がリリースされました。

source.typekit.com

源ノ明朝フォントは、源ノ角ゴシックと対をなす東アジア人向け(簡体中国語、繁体中国語、日本語、および韓国語)の統一された書体デザインのニーズに応えるためにリリースされたフリーのWebフォントです。太さも7段階から選ぶことができます。

 

Typekitのライブラリから無料でダウンロードができ、Webフォントとして使用できるのはもちろんのこと、システムに同期してデスクトップフォントとしても使用できます。

 

もちろん、Win、Macともに使えるので、Winで作成した資料をMacで開いたら該当するフォントがなくて違って見える、ということも、双方に源ノ明朝がダウンロードされていれば問題なく閲覧することができます。

 

では、源ノ明朝とは、どのようなフォントなのでしょうか。

早速、フリーの明朝体フォントで比較してみました。

 

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このように比較してみると、ヒラギノ明朝Proが力強く、平成明朝Stdがポップな印象ですね。

源ノ明朝はこの中では游明朝に近い品のあるフォントに仕上がっていますが、游明朝の方が少し華奢でしょうか。この源ノ明朝はMediumですが、LightやBoldも対応されており、太さを変えることで印象を変えることもできます。

 

今まで明朝体を使うデザインはMacならヒラギノ明朝、Winなら游明朝、というようにfont-familyの指定をすることが多かったと思いますが、今後はOSの垣根を越えて源ノ明朝が明朝体の標準Webフォントとして活躍してくれそうです。

私がオススメするUI・デザインの本

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今日は私が実際に読んでみて本当に良かったと思うWeb制作の書籍を紹介していきます。

 

 

UI

モバイル・ユーザビリティ 使いやすいUIデザインの秘訣

モバイル・ユーザビリティ 使いやすいUIデザインの秘訣

モバイル・ユーザビリティ 使いやすいUIデザインの秘訣

 

出版年:2013年 

UIの第一人者ヤコブ・ニールセンの本。この年はレスポンシブデザインが流行しはじめ、「モバイルファースト」という言葉が認知され始めた年でもあります。

UIデザインの事例は今では古くなっていますが、ユーザーテストの事例を根拠に、どのプロセスにおいてユーザーが離脱しやすいのかといった基本的な考え方は不変であり参考になります。

UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

 

 出版年:2015年

学術的に人間の知覚や認知を解説した上で、よくあるUI事例があげられています。これもUIデザインの事例は古いですが根拠は明瞭であり、考え方は不変なため何度も読み直したい本です。文字が多く読み応えも十分。また、客先でWFプレビューの際に「なぜこのようなUIか」を論理的に説明するのにも役に立つ本です。

 デザイン

 ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

 

出版年:2016年

レイアウト、イメージを効果的に使うときの考え方、フォントの意味や構造、使い方など、DTP、Webなどの事例を紹介しながら丁寧に分かりやすく解説されています。個人的にとても気に入っている本で最初の出会いは第1版でしたが、第4版を買い直しました。私自身も今でも読み直しますし、初心者のデザイナーさんには必ず紹介している本です。

 

 なるほどデザイン

なるほどデザイン

なるほどデザイン

 

出版年:2015年

視覚的に楽しく学べる本です。レイアウトを組み立てるときのプロセス(何を伝えたいのかを読み取る、情報の強弱を決定する、方向性を決める、骨格をつくる...など)や、フォントなど、デザイン制作するにあたり必要なことを丁寧に解説されている本です。日本の書籍のため、日本語に適したレイアウトやフォント紹介もあります。事例はDTPメインですが、デザインの基本を学ぶ意味ではとても参考になる良い本です。

 

 まとめ

書籍の良いところは体系立てて分かりやすく解説されているところですが、Web制作においては流行の移り変わりが非常に早いため、デメリットはすぐに古くなってしまう点にあります。実は他にも良い本はたくさんあるのですが、何年もつかえそうな本を選んだところ、結局DTP寄りな本ばかりになってしまいました。

まずは基本を学んだ上で、流行を取り入れていくというスタイルをとった方が実践的な知見が積まれていくのではないでしょうか。

また、本は人によって紙の質やフォント、デザインの好みもありますから、本屋さんに行って自分好みの本を探すのも良いですね。

読書は他人の経験を疑似体験する割安な方法

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こんにちは。川上サラ(@sala709)です。

勉強方法として「【初心者向け】Web制作に必要なツールを無料で学べるサイトまとめ」では無料で分かりやすいチュートリアルを紹介しましたが、それと合わせて私は本もお勧めします。ここで言う本は、ビジネス書や制作ノウハウを解説した実務書です。

 

私はコラムやブログはもちろん逐一チェックしていますが、どうしても情報が断片的になってしまいます。参考になるTipsはどんどんクリップしますが、いざというときにすぐ出てこなかったりしますよね。

  

それにひきかえ本は良いです。本は知見のある人物が順序立てて分かりやすく解説しています。しかも大体1冊2000~3000円程度。最近、流行りの○○サロンなどにお金を払うよりも遥かにコスパが良いです。

 

もちろん、ハズレの本もありますが、その場合は著者名をチェックして「この会社の○○さんは、こういう考えの人なんだな。」と自分の知見のひとつとしています。

 

読書の習慣をつけるなら、まず始めにお勧めしたいのがこの本です。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

 

他人の経験を疑似体験する割安な方法

汗水たらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年分の試行錯誤の軌跡が、ほんの数時間で理解できるよう本の中には情報が整理されているのです。

(2006年)本田直之「リバレッジ・リーディング」

 

「速読」ではなく「多読」を勧める本です。じっくり読書をするのではなく、自分に必要な情報を短い時間で自らの知見として取り込むノウハウが書かれています。

 

私は本にメモ書きをするのは好きではないのですが、全体をサラッと流し読みして、興味のある箇所だけ何度も読み返す、ということはしています。ある程度、時間が経過した後に読み返すと、意外と忘れていることも多いものです。

 

「本は読みたいけど、仕事が忙しくて時間がない」という方の参考にもなると思うので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。